冬の宿都都逸

斜め横顔粉雪混じり
      吐息向こうに冬の宿



素足温める熱燗さえも
        雪の小窓の絵に変わり



さくりさくっと迷える足で
         向かい合わせの夢見時



あえて言わない闇夜の話
         ひとり語りの鳥の声



白い夜明けに横顔だけで
         ひらく口元紅をかみ



冬って、やっぱり寒い・・・

カテゴリ:アート・文化