司馬遼太郎と「菜の花の沖」

司馬遼太郎と「菜の花の沖」
司馬さんの「菜の花の沖」は私の一番好きな作品である。
日本史の教科書にもゴローウニン事件として出ている。

1811年に国後島に上陸したロシアの軍艦の艦長ゴローウニンが、
日本の警備兵に捕らえられて箱館・松前に監禁された。ロシア側は、翌年、択捉航路を開拓した淡路島出身の
商人高田屋嘉兵衛を抑留したが、1813年に嘉兵衛は送還されて、彼の奔走でゴローウニンが釈放されて事件は解決した。

事件の解決のためロシア側で尽力したのは、ゴローウニン艦長の副官リコルドである。
彼は、ロシアの軍艦ディアナ号の艦長として箱館にやって来た。事件が