【短歌のせかい】あけび庵 (晩秋)

【短歌】あけび庵 (晩秋)

*認知症ふせぐ五つの食べ物を忘れききざけ百薬の長       あけび庵

【参考】* 新酒(しんしゅ)/今年酒/早稲酒/新走り/利酒/聞酒/新酒糟・・・
その年の新米で醸造した酒。昔は、新米が穫れるとすぐに造ったので、秋の季としたが、今は寒造りが主流となった。とはいえ、新米の収穫のめでたさを祝う思いがこの季語には含まれる。 

白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ    若山牧水

幾山河 こえさりゆかば さびしさのはてなん国ぞ きょうも旅ゆく  若山牧水
白鳥は哀しからずや 空の青海のあをにも 染まずただ