【短歌】あけび庵

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【短歌】あけび庵
荒れてなお一番という風吹きてこれより戻らぬ春の覚悟や   あけび庵
街を吹き此れみよがしの自販機のごみ箱引きずる春一番よ   あけび庵
  
【参考】* 春一番/春疾風・・・
立春後、はじめて吹く強い南寄りの風。この風で草木の芽がほどけはじめ、春の本格的な訪れとなる。もともとは漁師言葉である。

春一番今年の幸福(さち)を寿ぐか福寿草咲くようようの春
範子
春一番狂いし風は凍てついた冬のこころを解きほぐすよう
トチヤ

カテゴリ:アート・文化