【今日の俳句】

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【今日の俳句】
春早しまだ芽もふかぬ藤の棚
政岡子規
木より木にかよへる風の春浅き
臼田亜浪
春浅し三つ葉で結ひし茶巾鮨
中村苑子
水槽の稚魚連なりて浅き春
山田禮子
*  春浅し/浅き春/浅春/早春・・・
立春をすぎたのに、まだ春めいていない感じをいう。暖かいところでは梅が咲き、目白などが飛び交っているが、東北の日本海側などではまだ厚い雪に覆われている。風も冷たく、時には厳寒のころの気温に戻った「早春」よりも主観の入った季語と言えよう。

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春浅し小鳥のつつく陽はゆるび