【短歌】あけび庵

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【短歌】あけび庵
いつかはと幹や梢にこころなく雨水かかりて色濡れそむる   あけび庵

【参考】*  雨水(うすい)・・・
二十四節気の一つで新暦2月19日ごろにあたる。この頃降る雪が雨に変わり積もった雪や氷が解けて水となるとの意から雨水といわれる。草木の芽生えが始まり農耕の備えを始める目安になる。

平らかになりにし父の胸に射すきのふ雨水(うすい)を過ぎたる陽ざし
大辻隆弘

カテゴリ:アート・文化