連載:二十四節気(漫才)

啓蟄 (漫才)

A「だんだん暖こうなってきたね」

B「春が来たという感じやね」

A「寝心地がええせいか、朝ふとんからスッと起きられへんね」

B「『春眠 暁を覚えず』っちゅうやつやね」

A「あぁそういう言葉があるの? でもなんかメルヘンチックやねぇ」

B「メルヘンチック...どこが?」

A「『ムーミン 赤ずきんちゃんを覚えず』やろ。ムーミンは物覚えが悪かったんかねぇ」

B「違うがな、ボクが言うたんは、『シュンミン アカツキを覚えず』や」

A「シュンミン?」

B「そう、シュンミン」

A「シュンミンって、ムーミンの友だち?」

B「違うがな、春の眠りと書い