さんが書いた連載二十四節気(漫才)の日記一覧

会員以外にも公開

冬至(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「前回は姉妹漫才でした」 B「おかげで一休みさせてもらいました」 A「早いもんで今年も暮れようとしてますぅ」 B「ボクにお歳暮、くれようとしてるの?」 A「違うがな」 B「分かってるよ」 A「暦の上では冬至ですわ」 B「キミもかいな?」 A「なにが?」 B「温泉に浸かって痛いとこ治すんやろ」 A「それは湯治やがな」 B「キミ…

会員以外にも公開

大雪(姉妹漫才)

姉「こんにちはぁ」 妹「どうもぉ」 姉「姉妹で漫才してますぅ」 妹「10月の『寒露』以来、3度目の出演ですぅ。あっ、すんません拍手たくさんもろて」 姉「誰も拍手してへんで」 妹「早いもんで12月に入りまして」 姉「今年も1ヶ月を切りました」 妹「月日の経つのは早いねぇ」 姉「ほんま、ついこないだまで11月やと思うてたのに」 妹「・・・ それは普通の感覚やで」 姉「段々と寒う…

会員以外にも公開

小雪(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「朝夕が段々と寒くなってきました」 B「暦の上では小雪ですからね」 A「キミ、小説書くの?」 B「その小説やのうて、小さい雪と書く方やがな」 A「あぁ、コユキちゃんね、ボク、ファンなんやけど最近テレビで見んねぇ」 B「女優の小雪さんやのうて、寒くなって雨が雪になる頃ということやがな」 A「そう言やぁ、そんな歌も有ったねぇ」 B「ひょっとして…

会員以外にも公開

立冬(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「めっきり秋らしい陽気になってきました」 B「何をするにもええ季節ですわ」 A「あちこちで運動会や学園祭が行なわれてますが」 B「秋の運動会と言えば、緑色のみかんを思い出すねぇ」 A「お昼のお弁当の後に、よう食べたました」 B「ちょっと酸っぱいけど、秋という感じがしたね」 A「秋は美味しいもんがいっぱい有るからね」 B「暦の上では立冬ですけ…

会員以外にも公開

霜降(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「また台風で大きな被害が出てしまいましたね」 B「被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます」 A「ラグビーのカナダの選手が被災地で復旧作業を手伝ってくれてました」 B「カナダの選手はエライねぇ」 A「これから寒くなる地域も有りますんでね」 B「避難されている方々、体調に気ぃ付けてくださいね」 A「暦の上では霜降ですんでね」 B「ソウコウねぇ…

会員以外にも公開

寒露(姉妹漫才)

姉「こんにちはぁ」 妹「どうもぉ」 姉「姉妹で漫才してますぅ」 妹「6月の『芒種』以来、2度目の出演ですぅ」 姉「10月に入り秋らしい陽気になってきましたねぇ」 妹「暦の上では寒露ですからねぇ」 姉「カンロねぇ」 妹「姉ちゃん、寒露って分かってる?」 姉「私、好きなんよ」 妹「何が?」 姉「栗の甘露煮」 妹「その甘露やのうて、寒い露と書く方の寒露やで」 姉「何それ?」 …

会員以外にも公開

秋分(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「台風の被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます」 B「電気が来ないと大変ですね」 A「さて、少しずつ秋らしくなってきてますね」 B「田んぼの稲穂も黄色く色づいてきました」 A「暦の上では秋分ですからね」 B「シュウブンねぇ」 A「キミ、秋分って分かってる?」 B「秋のお彼岸でしょ?」 A「知ってるやん」 B「そういう歌も有ったしね…

会員以外にも公開

白露(漫才)

A「こんにちはぁ B「どうもぉ」 A「少しずつ秋の気配が漂ってきましたねぇ」 B「秋の虫の声を聞くようになりましたねぇ」 A「暦の上では白露ですからねぇ」 B「ハクロねぇ」 A「キミ、白露って分かってるか?」 B「ホクロの白いのとちゃうん?」 A「そんなん見たことある?」 B「有るような、無いような」 A「しらつゆが草に宿る、ということやがな」 B「ほぉ」 A「気温が下が…

会員以外にも公開

処暑(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「いっときの厳しい暑さも、少しは和らいできましたかねぇ」 B「お盆が過ぎると、暑さの峠を越えたという感じやねぇ」 A「暦の上では処暑ですからねぇ」 B「そう言やぁ、そんな童謡があったねぇ」 A「あったか?」 B「♪ ショ ショ ショショじ しょうじょうじの庭は」 A「どうせ、そんなもんやと思ったで」 B「ボク、インスタントコーヒーが好きなん…

会員以外にも公開

立秋(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「毎日、暑いですねぇ」 B「寝苦しい夜が続いてますわ」 A「暦の上では立秋ですけどね」 B「リッシュウねぇ」 A「キミ、立秋って分かってる?」 B「分かってるような、分かってないような」 A「つまり分かってないんやろ」 B「そう言われるとそうかも知れんね」 A「立つ秋と書いて立秋やがな」 B「秋が立つの?」 A「まぁそういうことや」 …

会員以外にも公開

大暑(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「今年の梅雨は雨が多いですね」 B「そんなこととは梅雨知らず」 A「相変わらず使い古したシャレ言うてるね」 B「大雨で被災した地域は、復旧作業が続くんやろね」 A「これから暑うなるんで、外での作業は大変やと思います」 B「みなさん熱中症には気いつけてくださいね」 A「暦の上では大暑ですからね」 B「キミ 暦のこと、よぉ知ってるね、ヨッ! ア…

会員以外にも公開

小暑(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「梅雨真っ盛りですねぇ」 B「蒸し暑い日が続いてますわ」 A「大雨で被害が出た地域も有る様ですが」 B「お見舞い申し上げますぅ」 A「まぁ暦の上では小暑ですけどね」 B「小暑う」 A「シンプルなシャレやね」 B「もう今から印刷を始めるんやねぇ」 A「何の印刷やねん?」 B「卒業証書や借用証書。。」 A「その証書とは違うがな」 B「ボ…

会員以外にも公開

夏至 (漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「梅雨の季節になってきましたね」 B「キミの誕生日は今月やろ」 A「そうやけど」 B「♪ハッピバースデ~梅雨」 A「シャレが言いたいだけやがな」 B「そんなこととは梅雨知らず」 A「どっちも使い古したシャレやな」 B「でも雨の中、アジサイが一層鮮やかさを増す時期やね」 A「ええこと言うがな」 B「ボクは元々ロマンチストやからね」 A「…

会員以外にも公開

芒種(姉妹漫才)

姉「こんにちはぁ」 妹「どうもぉ」 姉「姉妹で漫才してますぅ」 妹「姉妹でも顔が似てないでしょ」 姉「よく言われるんです」 妹「私の顔は母親似で、姉の顔は隣のおっちゃん似なんです」 姉「ちょっと、誤解されるようなこと言わんといて」 妹「性格も全然違うんですよ」 姉「そうなんです」 妹「私は『明日は明日の風が吹く』というタイプでして」 姉「アンタはあんまりくよくよせんからね」 …

会員以外にも公開

小満(漫才)

A「こんにちは」 B「どうもぉ」 A「前回休ませていただきまして」 B「GWでボクらも休みをいただきました」 A「キミ連休中はどこかへ行った?」 B「家でごろんと、のんびりしてたがな」 A「それが一番ええで」 B「キミはどこかへ行った?」 A「久しぶりに家庭サービスしたがな」 B「偉いがな」 A「嫁はんが『家におっても退屈やから、どこか連れてって』て言いよるねん」 B「どこ…

会員以外にも公開

立夏(医事漫談)

4月8日に85歳で亡くなられたケーシー高峰さんに、この日記を捧げたいと思います。 (拍手) どうも、どうも いやぁ、今日で10連休も終わりだな みんなゆっくり休めたか? そこの父ちゃん、明日から社会復帰出来る? えっ、もう定年退職して仕事してない? じゃぁ ず~っと連休だな ウラヤマシイよ 漫談家に定年は無いからねぇ 風薫る五月って言うけど、いい季節になってきたね 新緑の中を散歩するのは…

会員以外にも公開

穀雨(漫才)

A「こんにちはぁ」 B「どうもぉ」 A「2回ほど休んでましたけど、他のコンビが代わりに出てましたね」 B「うかうかしてるとレギュラー取られるんちゃう?」 A「ボクらレギュラーが保証されてる訳やないしね」 B「しっかりやらないかんね」 A「♪しっかりやりましょ時間まで」 B「それ宮川左近ショー師匠のテーマ曲やがな」 A「ところで、うちのじいちゃん」 B「ボケてきた?」 A「違う…

会員以外にも公開

清明「夫婦漫才2」

夫「まぁみなさん聞いてください」 婦「おっちゃんの話、聞いたってや」 夫「五〇ひろしの歌、♪川は流れる橋の下。。って、当たり前やないかいっ!川が橋の上を流れたらどないすんねん!」 婦「歌の文句やないの、間違ごうてないし」 夫「まだ有りますねん」 婦「まだかいな」 夫「桜〇淳子の歌、♪去年のトマトは青くて固かったわ、だけどいかが もう今年は赤いでしょう。。って、トマトなんか一年も経った…

会員以外にも公開

春分 「夫婦(みょうと)漫才」

夫「どうもぉ、こんにちはぁ」 婦「おこしやすぅ、夫婦で漫才してますぅ」 夫「そんなん言わんでも分かってはるよ」 婦「なに言うてんのよアンタ、世間は私らを夫婦と思うてはるかどうか分からへんよぉ」 夫「そうか?」 婦「私をどこかの名家のお嬢様で、アンタは召し使いやと思うてはるかもよ」 夫「なんでキミがお嬢様で、ボクが召し使いやねん!」 婦「そんな大きな声出してぇ、見苦しいわよ、爺や」 …

会員以外にも公開

啓蟄 (漫才)

A「だんだん暖こうなってきたね」 B「春が来たという感じやね」 A「寝心地がええせいか、朝ふとんからスッと起きられへんね」 B「『春眠 暁を覚えず』っちゅうやつやね」 A「あぁそういう言葉があるの? でもなんかメルヘンチックやねぇ」 B「メルヘンチック...どこが?」 A「『ムーミン 赤ずきんちゃんを覚えず』やろ。ムーミンは物覚えが悪かったんかねぇ」 B「違うがな、ボクが言うたんは…