連載:創作

一瞬の輝き

昨日の矢沢永吉さんの曲に続いて、
海にまつわる曲を紹介しよう。

ユーミンの「海を見ていた午後」を
山本潤子さんの曲で聴いている。


ハッピーエンドの恋より失恋の方が
深く心に残るのは何故だろうか。




成就したと思われた恋も

時間とともに色褪せて

無感動になって

剥がれ落ちて

何処かへ消えて行ってしまう


やがては記憶の彼方に埋没して

跡形もなく見えなくなってしまう運命だ



永遠が手にできないのだから

恋も

恋をしたという記憶も

勘違いも

何処かへ去って行くものだろう



留まれないから苦しいのか

手に入らないからさび