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【歳時記入門】俳句のテキスト
涼しさを我が宿にしてねまるなり　　
芭蕉
涼しさや鐘をはなるるかねの音　
蕪村
かけ橋や水とつれ立つ影涼し　
麦水
大の字に寝て涼しさを淋しさよ
一茶
涼しさや松這ひ上る雨の蟹　
正岡子規
水盤に雲呼ぶ石の影すゞし　
夏目漱石
涼しさや錨捲きゐる夜の船
日野草城
水底の砂の涼しく動くかな
長谷川櫂
涼しさや赤子にすでに土踏まず
高田正子
*　　涼し/すずし/涼/涼気/涼味/涼意/朝涼し/夕涼/晩涼
/夜涼/宵涼し/涼夜・・・
夏の暑さに思いがけず覚える涼しさは格別である。流水
や木陰、雨や風を身に受けて安堵する涼も