西條奈加 の 亥子(いのこ)ころころ

★3.4 シリーズ2作目。前作から2年半が経過しお君も18歳、治兵衛の出自のせいで、松浦藩士・河路金吾との間は破談となった。娘・お永の夫で左官職の修造はいい仲となった女とは別れ江戸へ帰ってきている。

そんな中、63歳の治兵衛が左手首を痛めてしまった。都合よく行き倒れで転がり込んだのが菓子職人の雲平。雲平は菓子修行の相弟子・亥之吉の行方を捜していた。武家と付き合いの多い治兵衛の弟・石海和尚(五郎おじ)が探索に活躍する。

墨形2つとあん焼き3つで38文とやはり高価、どんな客層なのだろう。やはり武家が多いのかな。場所を麹町にしたのもその関係か。

物語は亥