上田三四二は、たまにいる医師であり文学者でもある人だ。
彼は小説や、短歌より文芸論が評価されている。
いくつかの著書の一つの『短歌一生』は、短歌論である。
僕は、5年ほど前から短歌を始めていて、俵万智、永田和宏、加藤治郎、東直子、穂村弘などなどが書いた短歌入門を読んできた。
また京大短歌系結社所属の歌人の短歌教室にも、半年ほど通い学んだ。
そういう、僕なりの短歌入門の中でも、この『短歌一生』は、少し、風合いが違うのだ。
やはり、歌人でありながら文芸評論家であるからだろう。
この著書において、物とこころと言葉の関係を説いている。
そのなか