12月1日、、またですが、書評から

12月1日、、新聞の書評から。

「眠れぬ夜に読む本」遠藤周作著 光文社文庫
評 岡村淳司(新聞記者)

死後の世界を思う
「もしあなたの肉親知人に癌に冒され、苦しんでおられる人がいたならば、この頁をさりげなく
読ませてあげてほしい」
若い頃に読んだ一節が、ずっと頭に残っていた。
本書は軽妙なユーモア小説から重厚な文学作品まで、幅広い名作を残した遠藤周作のエッセー集。笑える話も多いが、始まりは「生と死について考える」という重いテーマがが語られる。
そこで紹介されているのがノンフィクション「死ぬ瞬間
」を著した米国のE。キューブラ―・ロス博士が京都で行った