連載:あけび庵の日記

あけび庵の日記

第138回新趣俳句会
・兼題 ・・・「初空」「湯豆腐」

「初空」
元日の朝の空をいう。新年の初々しい心で見あげる空は、
清らかにして荘厳。 元日の晴れ渡った空は瑞兆として、
雨や雪も豊穣の瑞兆として、それぞれに喜ばれた。

「湯豆腐」
手軽で身体の温まる人気の逸品。土鍋に昆布のだし汁を
入れ、食べやすく切った豆腐を煮立てる。 豆腐がゆら
ゆらとする頃が食べごろ。付け醤油やポン酢に刻み葱、
鰹節、唐辛子などの好みの薬味を入れて食べる。

湯豆腐の昆布の上の四角かな
初空も風に吹かれて寂しかり

カテゴリ:アート・文化