連載:だらだら散歩

特攻勇士の像

靖国神社の遊就館の前に建っています。
ガラス越しの零戦が、これから飛び立って行こうとする空の先を見つめているように見えました。
しかし、この特攻隊員の目に「目玉」がありません。
なので、まだ少年から青年になったばかりかのような顔立ちの特攻隊員の顔には表情が感じられません。
私の勝手な思い込みですが、戦時下では大日本帝国のみならずでしょうが、勝つために命を捧げることを美しい愛国心として尊ばれるために、本人の意思や意見や生きる権利はすべて無視している、という表現意図で作者が敢えて目玉を入れずに無表情に作ったのかと・・・?
写真の銃は零戦に装備されていたもので