連載:風流寄席

第350回銀座風流寄席

ミニ囲碁サロンでの飲み会は、予定の1時間半でお開きになった。
延びないのは、メインイベントが控えているからである。
銀座で行われる風流寄席へ、席主、船長、私の3人で行く。
船長とは、この会で知り合った。
すでに引退しているが、本当に船長だった人だ。

月1回の落語会は、今回で350回だから、始まってから30年目に入っている。
噺家は、三遊亭鳳楽師匠で、初回から一人で務めている。
場所は、泰明小学校の近くにある、「しも田」という小料理屋だ。
毎回、季節に相応しい一席を聞き、その後の宴席では、演題に相応しい会席がコースで出て来る。
酒は飲み放題だから、飲兵衛