あけび庵の日記

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あけび庵の日記
霞(かすみ)
春の山野に立ち込める水蒸気。万物の姿がほのぼのと
薄れてのどかな春の景色となる。同じ現象を夜は「朧」
とよぶ。気象学では視程距離が一キロ以下のものを霧
といい、その淡いものを霞とするが、霞は気象用語と
しては使われないようです。

からからと小春日の屋根つく烏
雲流れ山動かざる春がすみ
寒さまだ漏れ雨樋の玉にあり

あけび庵のノート
ゆかしさの雪に紅さす寒椿   山水

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カテゴリ:アート・文化