連載:宗教2

酸っぱいブドウの話から (自分のためのメモ)

イソップ物語に酸っぱいブドウという寓話がある。
たわわに成っている美味しそうなぶどうを、なんとか取りたいと何度もジャンプするキツネ。しかしぶどうは高いところに成っているために取ることができない。
最後に、キツネはこうつぶやいて去っていく。
「あのブドウは酸っぱくて美味しくないのだ」

キツネは悔しい気持ちを、合理化することで悔しさを味わうことを回避した。美味しくないのだから、取れないほうがよかったのだと。

このようにしてほんとうは美味しいかもしれないブドウを、酸っぱくて不味いブドウなのだと決めつけて、自分の失敗を、ほんとうは失敗ではなかったとしてしまっ