男は力強くありたいとか、力のないヤツはダメなんだとか、そのような処世訓みたいな、飲み屋でオヤジたちが管巻くような言葉がある。べつに男といわなくてもいいけれどね。
しかし本当に大切な力は別のところにあると思っている。
おもに2つ。
ひとつめは、それは信じる力。
自分はこれをやると決めたら、グラグラしない。多少つらくても苦しくてもだ。
自分の決めたことを、ほんとうに必要なのだろうかとか、自分が間違っているんじゃないかなどの思いは、苦しくなるとかならず心に湧いてくる。疑いの心というやつだ。自分の決めたことを裏切ったり背いたりするのは、このような思いに侵食さ
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