昨日「貝雛」のことを、桃の節句を前にして記してしまった。娘の持ってきて飾ってくれた貝雛が嬉しくて、まるで子供のように、今日を待ってはいられなかったのかもしれない。
そこで、桃の節句を迎えた今日、それに因んだ何かを記そうとしたら、ふと思い浮かんできたのが、これである。
昨日掲げたのは、娘の手作りの貝雛だったけれども、実は、かつては我が家にも雛人形があった時期がある。
この「趣味人倶楽部」で日記を書き出して程ない頃、「ピアノに歴史あり」という日記を書いたことがあるはずだ。
それは、1930年頃、wakohがまだ生まれる前に、11歳も年上の姉が、ピア
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