光りが当たれば影が出来ますし、本来なら陽の当たるのが主役ですが、時には逆転して影を作るから見えて来る世界もあります。
良く写すショーウインドーの何枚も重なった絵も同様ですが、今回は反射をして見えないガラス窓に、自らの身体を影にして中を写し込みます。
遊び心こそ、新たな世界の入口にもなるようです。
写真だから見える世界ですので、時を切り取り、さらに光りを味方に付けます。
光りを自在に操ってこその面白い絵になりますから、曇りの日はやはり魅力の乏しい淡白な絵にしか成りません。
そんな時は、逆光もまた順光の詰まらなさを消す香辛料ですので、曇り空ならま