あけび庵の日記

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あけび庵の日記
春の水
春の水というと温かくなめらかな印象がある。春になると、
雪解けの水や雨で、川や池などの水かさが増す。水面は光
り輝き、水音も高くなる。万物の命をはぐくむ水でもある。
淡水に言い、海水には使わない。

病棟に薬くばられ春の水           あけび庵
春の水地より湧き出し響きあり          ねこ
春の水新人のごと流れかな            ねこ
馬の背に大垣の庄たび疲れ
       舟のふたたび遷宮まいる    あけび庵
秋いくと思いの果ては伊勢の旅        あけび庵
歌枕旅のものぐさ紀行とぞ