外出自粛で「五重塔」を読む(聴く)

東京で181人の感染者が出て、緊急事態がいよいよ本番かと気が引き締まります。外出自粛を徹底しなければと思うのですが、これが中々難しい。

 今日は、一度読むことを挫折した幸田露伴「五重塔」に再挑戦して時間をつぶしました。擬古文体の小説なので、読むのが大変ですが、今回は新潮社からCD3枚組で出ている、日下武史が朗読する「五重塔」の助けを得て、最後まで読むことができました。新潮社CDは他にも樋口一葉「たけくらべ」なども出ており、気に入っています。

 幸田露伴は、慶応3年生まれの、漱石、紅葉、子規と同年代の人です。「五重塔」は明治24年に25歳のときに書かれ