コロナのお蔭で新しい発見が次々出てくる。読書もその一つ。
この本を読み始めて直ぐに映画『パラサイト』を思い出した。
映画は確かに強烈な力を持つ。映像という視覚に訴える武器がある。人は視覚からの情報が最も多いという。そして音声、盛り上げる音楽。
文学は面倒くさい文字だけ。自分で読む気になっていないと、全く入って来ない。だが、一度引きずり込まれると、そのリアルさは映画の比ではない。
こうして私はグダグダ書いて、肝心要のタイトルを書かない。理由がある。
それは私自身が一ミリも予備知識なしでこの本を手にしたからだ。
津田沼の「角上魚類」に行った。偶
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