河村佳朗、竹内三保子、野田稔「役職定年」

本書でも述べられているが、意外と役職定年は同年代でも話題に上らない。それは会社によって条件が異なるからだそうだ。かく言う私はこの4月に役職定年を迎えた。幸い、グループ会社の監査役という仕事を与えられたので、本当の意味でのポストオフではない。しかし、それも1〜2年のことで本質的には第1線からは退いている。新型コロナの感染拡大で通常とは異なる新年度の開始となっているが、若干これまでの延長線のような感覚が自分に残っている気がして本書を手に取った。

役職定年の一番の問題点はモチベーションが下がってしまうこと。その理由は自分のキャリアが止まってしまうと感じられる