句会、歌会の存在意義

日本の文芸の特徴なのか知らないが特に定型詩の分野に歌会、句会、あるいは結社というものがある。結社とはいわば同人誌で、重鎮の先生がいてヒエラルキー的にサブの先生がいて、定期的な会員の投稿を選別してよいと評価された句や歌を同人誌に載せるものである。少なくとも詩や小説の同人誌にはこのようなヒエラルキー制度はない。

でその同人誌に載せる方は、まさにプロの句人、歌人が選別するので、中にはどうかと思うこともあるが、基本的には作品の読解をしっかりして評価してくれるからまだいい。問題は歌会、句会である。こちらの方は、誰でも参加でき、1人1首または2首、あるいは1句また