恩師の死

 恩師のロクさんが亡くなった。5月16日の日記に書いた中学校時代の先生です。ロクさんは大学を卒業すると台東区の中学校で社会科の教員になりました。2年目には初めてクラス担任になり、それが私の入ったクラスでした。私はクラス委員長に選出され、至らぬ私をロクさんはサポートしてくれた。ロクさんは私達と年も近く、先生というよりも兄貴のような存在で、私達も先生に対する態度というよりも間違いなく友達と接するような口の利き方だった。

 それが気に入らないと教頭は私たちに「友達じゃないんだから!!」と、顔を真赤にして怒ったものだった。
 社会科の授業は楽しかった。50分の