『日々の俳句』夏の雑詠 三句 その5

✦ 辞世の句知覧に拾ふ落し文     蘭音

✦ 中指にしがみつきたる雨蛙

✦ 屋上はサラリーマンの昼寝時


✧「落し文」はオトシブミ科の昆虫が樹木の葉を切り取り卵を産み付け器用に巻いた物、
日本人の感性が生んだ優雅な名称である。
「知覧特攻会館」を訪ねた折の感慨を反戦句として詠みました。

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