人はこの世に生まれ、誰かと出会い、愛し愛され
語り合い、ある人生のひと時を共に過ごして
やがて別れていく。
それは人が背負う宿命でもある。
相手が誰であろうと、いかなる別れ方であろう
と、別れには必ず身を引き裂かれるような哀切感
が伴う。
別れ方や相手との関係性の深さにもよるけど
喪失感のない別れはない。
40代ちょうどで父と死別した。
40代後半で元伴侶と離別した。
50代後半で母と死別した。
皆それぞれに、悲しみの種類も度合いも違って
はいたのだが、その度に「別れ」を受け入れて
日にち薬で生きて来たように思う。
人生には幾つかの時間があ