私のオリンピックーー母を想うーー

東北の名峰
鳥海山
日本海に向け大きな翼を広げ
飛び立つかのように
私は乗りたい
その上に
・・・・・・
74歳一人だけの
オリンビック
・・・・
まだ人生最後の
オリンピックには
したくない

母が、1992年8月に鳥海山に登山したとき、感動の詩の一部。
1992年10月号に、母がお世話になっていた、おいらく山岳会会報「山行手帳」の紀行随想に投稿したものだった。

その後この時の母のこと想い、3回忌の時に、一人で母の遺骨のちぃちゃなちぃちゃな一片を懐に忍ばせ、鳥海山に向かった。

鳥海湖を見渡せる山草咲くところの端に、このちぃちゃなちぃちゃな一片を、そ