爺やの徘徊日記12
最近、爺やは、自分がこれから先、認知症にならないか、その前兆はないかを気にしているようだ
なぜなら、彼が本屋で認知症関連の本や雑誌を手にとり立ち読みをしているのを何度か見かけているからだ
また、人から聞いたところ、現在、彼は一人暮らしで、経済的には下流老人だ
認知症にかかりでもしたら、誰が、どのように対応するのだろうか
変な話し、そんな心配ばかりしていると、いわゆる鬱になるかもしれないし、さらに認知症をも患えば、自分ではもちろんだが、他人すら対応が難しいのは想像できる
常日頃、爺やは街なかを散策をしているが、それが認知症に