逝く道程の一コマ、残される俺 : 04 《 気が狂いそう 》

オイラが定年退職した時、改めて 自分は運の良い男だと思った。
一度見て貰った占い師は、「他人から助けられる運を持っている」と
云っていたのを思い出す。

思い起こせば、短気な性格にも関わらず 失業する事も無く、定年迄
勤め上げれた。
大した能力も無いのに、良い上司に恵まれ、大きな(と思う)仕事も
経験出来た。

そんな事より、我が人生で最大の幸運は、熟年離婚してまもなく
カミさんに巡り会い、共に生活を始めた事だ。
この出会いが無かったなら、オイラはどうなっていた事やら・・・・・・

「良妻賢母」と云う言葉が「フッ」と出たが、それを実践する女性なのだろう。