連載:宗教3

妙好人 源左における信 (自分のためのメモ)

読書会では、楠恭著「妙好人を語る」というテキストを読み進めている。いま「因幡の源左」という方の言行録みたいな部分を読んでいるが、源左の信の深さに改めて打たれる。

源左は百姓として生きたけれど、信心の深さから周囲からお話(法話)をせがまれたり、さまざまな相談事にのって解決をしていた。

こんな言葉が伝えられている。
「親様にハイと返事させてもらやあ、助かることは済んどるだがやあ」
源左は、自分のことを最も悪人であると言っていた。その分別煩悩我欲の塊である自分が、親様が救ってくださると信じていた。いやすでに救われていると言っていた。

楠氏の解説には、悪人