連載:読書感想文

161、『深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン』(沢木耕太郎著)は、<ワレ到着セズ>と。

『深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン』 沢木耕太郎著
新潮文庫 平成6年6月1日発行
ーこの『深夜特急』は、この、6冊目で発行されているのは終わりです。面白い紀行文だったと思いました。ただ、このノンフィクション作家は、博奕に興味を持っていて、その場面を描いた叙述は面白く興味を惹かれましたが、僕は博奕は、やったこともないし、したくもないので、そればかりだと嫌になります。それ以外はこの作家のエッセイは面白く感動しました。
ーローマとかミラノとかいった大都市ではなく、昨日まで名前も知らなかったイタリアの小さな町に、これほど熱心な日本製格闘技の信奉者がいる。それ