「沢木耕太郎」の日記一覧

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最新作の映画「春に散る」~鍛え上げられた肉体。横浜流星の熱い演技と佐藤浩一の静かな演技

◎「春に散る」 2023年 瀬々敬久 日本映画 ギャガ 2023.8.25公開  2023.9.21、TOHOシネマズ上大岡で視聴 シネコンでは、客の入り具合では、わずか1カ月で上映終了にしてしまうのだろうか。 8/25公開の作品がこの映画館では9/21が終了日だった。 なんとか駆け込み成功となりました。 事前情報で、ボクシング映画というのはわかっていました。 このジャン…

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天路の旅人 ノンフィクション

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E8%B7%AF%E3%81%AE%E6%97%85%E4%BA%BA-%E6%B2%A2%E6%9C%A8-%E8%80%95%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4103275235 読了しました。 一気に読みましたが すごい内容です。 まして ノンフィクション😳

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天と「チ。」と   (上)

年末年始は2つの趣の異なる本を読んでいた。 沢木耕太郎の「天路の旅人」と魚豊(うおと)の「チ。-地球の運動について-」全8巻である。 単行本で570ページを超える大部の「天路の旅人」は読了するのを惜しむような気持で、しかし時間があればずっと読み続けていた。 「チ。」はAmazonで第2巻までが無料で読めた期間にたまたま巡り合うことができたのが縁で、kindleで一気読みしてしまった。 …

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つちうら古書倶楽部へ行く

2か月ぶりに、朝バスで出かけました。 気に入った本に出合えるのを楽しみに 早速6冊を買ってきました。 ①橋のない川 第7部 住井 すゑ 作  明治時代後期の奈良県のある被差別部落(小森部落) が舞台としてます。  第一部~6部まではすでに発表されているそうです。 (私はタイトルは知ってましたが、いまだに読んでなかったです) ②銀の森へ  沢木耕太郎 作 映画評から始まる名エッセイ集 …

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161、『深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン』(沢木耕太郎著)は、<ワレ到着セズ>と。

『深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン』 沢木耕太郎著 新潮文庫 平成6年6月1日発行 ーこの『深夜特急』は、この、6冊目で発行されているのは終わりです。面白い紀行文だったと思いました。ただ、このノンフィクション作家は、博奕に興味を持っていて、その場面を描いた叙述は面白く興味を惹かれましたが、僕は博奕は、やったこともないし、したくもないので、そればかりだと嫌になります。それ以外はこの作家のエッセイ…

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160、『深夜特急5ートルコ・ギリシャ・地中海』(沢木耕太郎著)安い、とかタダだ、というのが「深夜特急」のキーワード。

『深夜特急5-トルコ・ギリシャ・地中海ー』沢木耕太郎著 新潮文庫 平成6年6月1日発行 ー「エルズルム?」  誰かが首を振り、別の誰かが指差してくれる。そこでまた私は教えられた方向へ走り出す。ようやくエルズルム行きのバスに辿り着いた。間一髪だった。荷物係が運転手の脇の席に腰を下ろし、まさにドアが閉められようとする寸前だったからだ。  運転手と荷物係はまた顔を見合わせ、ふたこと、みこと相談し、10…

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159、『深夜特急4-シルクロード』(沢木耕太郎著)老いてもなお旅という長いトンネルを抜け切れない自分の姿を、モスクの中を吹き抜ける蒼味を帯びたペルシャの風の中に見たような気がした、と

『深夜特急4-シルクロードー』 沢木耕太郎著 新潮文庫 平成6年4月25日発行 ー今こうしてデリーを出発してロンドンへ向かうことができるということが、とても不思議なことのように思えてくる。  再び長い眠りから覚めると体は一段と楽になっていた。起きて、食事に行き、帰って、彼に薬を貰い、飲む。それを4回繰り返すと、熱も頭痛も綺麗さっぱりと消えた。インドの病気は確かにインドの薬でしか治らないのかもしれ…

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159、『深夜特急3-インド・ネパール』(沢木耕太郎著)は、「あんなに過酷な旅をしたんだから、この東京なら、どんなことをしても生きていける」と

『深夜特急3-インド・ネパールー』 沢木耕太郎著 新潮文庫 平成6年4月25日発行 ーカルカッタは、特に何があるという街ではなかったが、いくら歩いても飽きそうになかった。  カルカッタには、いま生きている人間に関わるものならすべてあった。  まだ7、8歳にしかならない少女が、僅か3ルピーの金で体を売ろうとしている。しかし、彼女がそのような申し出をするからには、どこかに必ず買う男がいるのだろう。 …

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1日1首(令和2年12月16日~12月20日)

令和2年12月16日 すすきにて眼鏡を作り買ったなりこれから眼鏡外さず読める     12月17日 給料は3万円なり週3日入浴介助半日行う     12月18日 昭和22、23年生まれなる作家の本を探し読んでる     12月19日 懐かしい遠藤実作品集「高校三年生」「北国の春」 菅首相『政治家の覚悟』記すのは国民目線の政治活動     12月20日 コロナ禍はいつまで続くカラオケもオ…

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156、『無名』(沢木耕太郎著)は著者の父の無名の生きざま描く

『無名』 沢木耕太郎著 幻冬舎文庫  平成18年8月5日発行 ーフランスから帰ってしばらくした頃、母から父が入院したという連絡が入った。  私には姉が二人おり。  父が呆けてしまうのではないかと心配していた。人生の楽しみの大部分を占めていた読書ができなくなってしまうからだ。  仰向けに寝ている父の呼吸が苦しそうだ。  ベッド横の小物入れのボックスの上に2冊の本があるのに気がついた。1冊は父がここ…

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155、『深夜特急2マレー半島・シンガポール』(沢木耕太郎著)は香港の幻影ばかり追い求めていた

『深夜特急2-マレー半島・シンガポールー』沢木耕太郎著  新潮文庫 平成6年2月25日発行 ー『深夜特急1』を読んで、次に、『深夜特急2』を読むことができた。やはり、著者の人柄に惹かれて読みたくなった。それに、購入も容易にできたりした。 ーやがてバスが来て、彼の後について乗り込むと、当然のことのように2人分を払ってくれた。彼には、あの金はバス代のために交換したということがわかっていなかったのだろ…

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151、『深夜特急1-香港・マカオ』(沢木耕太郎著)は外国旅行を描く

『深夜特急1-香港・マカオ』 沢木耕太郎著 新潮文庫 平成6年3月25日発行 ーこの本は、沢木耕太郎という僕の知らない作家で1947年生まれという人の話を「ラジオ深夜便」の「明日へのことば」で聴いて、この作家の得意とする旅の小説を読んでみようと、ブックオフで探して、この本を選び読了したのである。この作家に興味を持ったのは、話が面白かったことと、年齢が僕と同世代であることである。そういえば、僕と同…

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沢木さんから教わったこと

1:何事に対しても好奇心を持つこと。それはいい意味での健全な面白がる精神。 2:無駄なことをすること。研究のほとんどは無駄。無駄をやることの中でしか結果は見つけられない。無駄は無駄ではなく、果てにあるのは真実の益。 3;運を持つこと。雲を掴むようなものではなく、運を作り出すこと。そのためにはヒトとして、ピュアであること。人の為、というと大げさだけれど、要はそういうこと\(^o^)/

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沢木さん

今日、たまたま沢木耕太郎でネット検索した。 沢木耕太郎の最近のものがあった。   びっくりした。凄く老けてた😣 あ〜、沢木さん、もう70なんだ〜! なんか沢木さんて、永遠の青年というイメージがあった。 そうか、俺も今年還暦や😣 時は無情……🤔 20歳で沢木さんと出会い、ず〜っと彼と一緒にいきてきた気がする。 でも、彼はまだまだ書く意欲があるとあった。 俺も書くぞ〜😀

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早熟の煌めき

久しぶりに休みがとれたので、一日読書をすることにした。 さて、なにを読もうか。 こんな日は(どんな日だ?)、昔読んだ本がいい。 誰にでもある青春の一書。 私にとってのそれは、沢木耕太郎「敗れざる者たち」をおいて他にはない。 スポーツに関してのいくつかの短編を集めたアンソロジーである。 さっそく読み始めたが、中でも東京オリンピックでマラソン銅メダルをとり、その後、無念の自死を遂げた円谷幸吉…