『詩集 川沿いの道を』 笠井忠文著 乾季詩社
2011年12月19日発行
ー笠井忠文さんは、地元山梨県の医者で詩人であり、先日の地元の新聞の「私も言いたい」欄に、笠井さんの親戚で文芸の友人でもある、僕の文芸の知人の方が、追悼文を投稿したのを読んで、笠井さんの亡くなったのを知りました。それで以前、笠井さんから頂いた、この詩集を再読したので、その感想を投稿しようと思いました。1928年甲府市生まれ、とあるので、83歳の時の詩集で、92歳で亡くなったのだと思います。
ー自画像
筆に墨たっぷりと
先祖の呼吸が残る西島和紙を
畳に拡げて
輪郭不鮮明な人間の
連載:読書感想文