深緑野分 「ベルリンは晴れているか」を読了した。
冒頭から 読み進んでいく分には 快調かつ楽しい読書。
内容としては ドイツ敗戦後のベルリンで 17歳の孤児
アウグステが かつての恩人であった
クリストフ・ローレンツの 死に際する謎を解きに
ベルリン市内を 駆け回りながら 探索する という物語。
途中までは 過去に戻る著述もあり
ナチ政権獲得からの ドイツ市民生活を 覗き見るような楽しみもあり
それなりに良かったのだが、肝心の 殺人事件に関する
ストーリーが 全くなっていない。
動機も不鮮明。 また この物語のキーマンとなる
エーリ