連載:妄想爺やの春夏秋冬

散る桜 ショパンのピアノの 調べかな(俳句2句)

晴天に、心地よいそよ風のなか、桜の花びらは、あのピアノの詩人のショパンのピアノ曲のメロディーのように舞う

そして、桜の花の宴は終演へと向かう

その宴に招待された人々は、桜の花びらという春へのチケットをもらったのだ

しばしして、緑の葉が萌える桜の木に生まれ変わる

梅雨時にでもなれば、葉には強い雨が降りしきる

突然、降り初める雨粒の音は、まるでベートーヴェンの交響曲 運命の始まりの調べだ

運命の
ジャジャジャジャーンの
五月雨や

妄想爺やの春夏秋冬67

カテゴリ:アート・文化