不透明なカレンダー

  始まりの季節、門出の季節、ものみな躍動する季節
誕生石であるダイヤモンドのようにキラキラ感に溢れて
いる四月。

 この四月は思いきり巣籠生活から抜け出せるのでは
ないかとの期待感があった。

 二月末にこのコロナ情勢も下火になったのかなと
安易な想いに陥ったのは私だけではなかったとは思う。
実際に関西では二月末を持って2度目の緊急事態宣言が
解除された。

 四月のカレンダーには何ヵ所かの丸印をつけていた。
着物教室のイベント、遠方からの友人との歓談、コミュの
オフ会の開催…などいつになくカレンダーは賑わった。

 なのに、これらの予定はことごとく