連載:旅1

「ケーブルカーの一人占めは本当だった:筑波山」

あった、これこれ、この透き通った水色の花だ。

登山道から1メートル程の崖に咲いている。前回はもっと近くで撮れたが、今日は雨で地面が濡れていて近づけない。

増えている。あの時はたった一輪だった。登山客が多く、撮るのは順番だった。


筑波山に登ったと言う同僚にガツンとやられた気がして、息子に頼んでいた。今年始めてリュックを準備した。御朱印帳を確かめ、前日にはカップヌードルやコーヒーも買い込んだ。

朝御飯は途中で調達することにし、早朝に出発した。手賀沼の交差点脇にあるファミレスの朝食バイキング。

店はガランとしていて私達だけかと思ったら、衝立の陰に男