連載:わが道

『わが道』(67)発達社会心理学講座の企画・『社会的行動の発達』の実現(1521)

 国際心理学会議・第20回大会が1972年に日本で初めて開催された時、wakohは一つの極めて重要なシンポジウム「心理学における過程と問題としての斉合性(Consistency)」に日本人の研究者としてはただ一人参加し、発表することになったのは、すでに何度か触れたとおりである。今それを蒸し返そうとするのでは全くない。そうではなくして、そのシンポジウムでwakohとともに発表された女流臨床社会心理学者ブ―ゲンタール博士(UCLA)が、その発表後、「個人的にわれわれの共通の関心事としての「発達社会心理学」を一緒に興そう」という思いもかけない提案を受け、感動し