連載:山野草2021年

トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔 )

食虫植物です。
長い間、コモウセンゴケと思っていました。
専門家の間で議論され今ではトウカイコモウセンゴケと別種で呼ばれるようになっています。

コモウセンゴケによく似た植物であり、従来は混同されてきた。形態的な差はわずかで、判別は難しい。これがモウセンゴケとの交雑を起源に持つものであり、しかし単なる雑種でないことが核型やDNAの分析で明らかとなっている。その分布域は東海地方から一部近畿地方にまでわたり、いわゆる東海丘陵要素の一つともされる。また葉の形態による区別は困難な場合もあり、また本種とコモウセンゴケとの雑種も報告されており、より区別の困難さを増し