連載:わが道

『わが道』(99)デイ・サービスでの経験の中から(1565)

 生きているということは、刻一刻未知の世界に入っていくということである。もちろん、そうは言っても、毎日同じようなことの繰り返しも多いのは当然だ。起床して、顔を洗い、朝食をとり、排便を済ませ、その日の仕事なり、活動なりに入っていく。昼食を取り、少しは休息も取り、午後の仕事に就く。その仕事は各人各様だが。充実して精一杯活動することもあろう。逆に、疲れを覚えることもあろう。家で仕事をする人もいれば、外に出て働く人もいる。千差万別だ。帰宅して、あるいは家で、夕食を取り、憩いの時を持つ。家族団欒の人もいよう。だが、中には午前様の人もいるだろう。夜になれば、入浴した