気がつけば、地肌ばかりの見えていた農地に、水が張られ、整然と早苗が並ぶ水田が広がっている
不思議なもので、水を張られると、その水田に新たな生態系が現れる
多分、地中にあった卵が孵化したのだろう
あの天然記念物であるカブトガニの姿そのものの全長1センチほどの水生生物が現れる
カブトエビと言われるようだ
他にも古代水生生物のような透明の海老?のようなものも、水面に腹部を上に向けて泳いでいる
それを見越したかのように、白鷺が水田に居座るようになる
まさに、自然界の食物連鎖だ
早苗が成長し、背丈が高くなれば、小さな昆虫が葉に住みつく
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連載:妄想爺やの春夏秋冬3