日本婦道記


   ~~~ 読書感想 ~~~

日本婦道記 上  山本周五郎  評価☆☆☆☆


戦中・戦後の混乱期の日本人の姿、生き方を描いた
「日本婦道記」。
上は、裕福な武家の家に嫁ぐも、自らは
つましい生活を送る女の真意を描いた「松の花」
や「不断草」「郷土」など16編を収録されている。
「松の花」も「不断草」も「郷土」も
とても感動しました。


直木賞辞退作としても知られる金字塔、
その31篇を網羅した完全版との帯。
武家の体面を保つために自らは
つましい生活を送くる女。
その死によって初めて明らかになる
その生活を描いた『松の花』。
山本周五郎の作品の