連載:鉄道模型製作

▢私設「玉電」保存館。-それは風呂敷に包まれた桐箱の中-


▢ とある店先でのこと…
 「珍しくもありませんが…」
 僕は、「若草色」の風呂敷をほどいて、桐箱のをあけ、中身をならべはじめる。「玉電(たまでん)の60型、70型、80型、150型 【ph2の右から順に※】…題して「玉電」保存館」【ph1】

「ほほー「玉電(たまでん)」、アタシも玉電で育った身だからね」 と店主は昔を懐かしむように言った。
「「乗工社」(鉄道模型メーカー)のキットです。「素ぐみ(※1)」ですけど、揃いましたので」
「「乗工社」ね、あいつも死んじゃったからね…「乗工社」はモデルはよく印象をとらえている…ともかくよくできてますよ、また