連載:妄想爺やの春夏秋冬4

ひらひらの星の降りくる紅葉(もみじ)かな 紅葉前の緑の葉

まだまだ、青々としている葉の楓が並ぶ林ばかりだ

今は立ち止まる人がいない

青々とした葉も、清々しくていいのだが

拙句一句

ひらひらの
星の降りくる
紅葉(もみじ)かな

赤ちゃんの手を、紅葉のような手と言ったりする

まさに赤ちゃんの赤い手は命の息吹の赤色だ

ならば、落葉の前の紅葉は、なんと言えばいいのだろう

命の終わりの有終の美なのかな


※ 写真は昨年の奈良公園の紅葉です

カテゴリ:アート・文化