連載:宗教3

森田博士の精神交互作用について (自分のためのメモ)

お気に入りさんが森田療法について学んでいる。
森田療法とは、森田正馬博士がはじめた神経症の療法のことである。ここでいう神経症とはかなり広範囲の症状で、古くは赤面恐怖とか、対人恐怖症、潔癖恐怖などと言われていた、神経症、あるいはノイローゼの状態を指している。

その療法のキーとなるのは、精神のはたらきにおいて起きる「精神交互作用」というものへのしっかりした認識だ。

何らかの不快なものや状況において、それがあってはならないものと断じて、それを排除しようとすると、ますます注意関心がその症状(不快など)に集中していき、その不快さがより強く感じられてしまう現象だ