連載:森に暮らす

念場千軒

念場千軒という言葉を最近知った。

出典は1800年ころ編纂された「甲斐国誌」で、信憑性は置いておくとして・・・。

伝説によれば、平安時代、甲斐国の柏前牧から、毎年30頭の良馬が京都に送られていた。

その中心が清里で、念場千軒と言われるほど殷賑を極めていたとのこと。

繁栄は100年ほど続き、その後東北地方にとってかわられたとのこと。

柏前牧は、旧樫山村で牧場の中心は念場原、今の清里駅周辺の県有林一帯ということになる。

写真は、八ヶ岳の麓に広がる根場原を獅子岩から眺めたものです。

標高1200~1400mの原生林と思い込んでいた場所が、平安時代