連載:妄想爺やの春夏秋冬5

とらふぐの生 焼く 煮るの宴かな 食い倒れ大阪 新世界

いまだ、昭和の風が吹くような、大阪の新世界界隈

食い倒れの飲食街だ

ご存知ように、コロナ感染の現状を赤や黃や緑の色で、警告を表す電飾をまとう、あの通天閣がそびえる界隈である

新世界には串かつ屋が多数、軒を連ねている

そんななか、ふぐ料理の老舗ずぼらやがある

高級料理であったふぐ料理を、庶民的にした人気繁盛店だ

冬を迎えれば、数多ある座席に部屋は、食い道楽の民らで賑わう

拙句一句

とらふぐの
生 焼く 煮るの
宴かな

ふぐ料理と言えば、てっさにてっちりだ

いわゆる、刺し身に鍋だ

てっさは上品に、てっちりはガツガツと箸を運びたい

てっ